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Memorial Rebirth -Yokohama Triennale 2008-

「Memorial Rebirth」は、シャボン玉によって紡ぎだされるストーリー。
1分間に最大1万個のシャボン玉を発生させるマシーンを50台用意し、最大で1分間に50万個のシャボン玉を一定期間滞在させ、風景に介入し変容させるプロジェクトである。
展開される場所や時間により、多彩な物語が創り出されていく。
突然、街の中に現れる大量のシャボン玉は、空間を満たし、消えてゆく。
これは、絶えず動く生命(エネルギー)の振動や振幅であり、それを目の前にすることで、観客もそのエネルギー空間の中に取り込まれていく。
その場に立ち会った人々には、空間そのもの、あるいは現実世界のものすべてが、泡沫のように見えることだろう。
歴史的文化的隠れた意味を持つ場所で生まれるストーリー、何気なく見過ごされてしまう場所で生まれるストーリー、観客がそれぞれ創り出すストーリー、シャボン玉を通して、この3つを浮かび上がらせる。

展覧会:横浜トリエンナーレ2008
場所:横浜市内各所
年:2008年
素材:FRP、アルミニウム、バブルマシーン、シャボン液
サイズ:φ504x 400 mm / 1 machine x 50

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