Portfolio

Liminal Air Space-Time /2012

時間と空間の領分を認識することを、布を使って試みた新しい作品です。
一枚の布が上下に動き、様々な領分を二分する境目が行ったり来たりします。
この布の動きを見ると、普段私たちが感じている重力から予想される動きとのずれを感じるでしょう。
時間を早く感じる、もしくは間延びして感じるかもしれません。
そういった知覚的なずれを起こさせ、日常とは違う時空間を作り出す。
日常において基準となっていること(重力)が変容することで、身体的、感覚的なずれをこの世界の中で体験してほしい。存在価値の崩壊と創造を表現しています。

展覧会:存在と証明
会場:箱根彫刻の森美術館/神奈川
年:2012年
素材:布、ファン
サイズ:H320×W860×D500cm
(ギャラリー奥行 730cm)
写真:永禮 賢

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