Portfolio

Echoes-Infinity - The forest /2012

地層のように立ち現れた色彩の柱
歴史と時間を彩る大地
見えない時間がその森の中にある

Echoes - INFINITY は、2002年より制作展開してきた作品。
日本画の絵具(新岩絵具)を使用して空間全体に伝統的な花柄や文様を使って描き、
それを組み合わせることで、変容していく文化の軌跡を表している。
描かれた花園を観客が踏むという行為は、創造と破壊の両方を生み出し、
空間の中で時間と記憶を床に刻みながら圧縮させていく。
時間の経過とともに、描かれた花々は滲んでいき、絶えず今という時を刻みながら
新たな空間へと作り替えて行く。
“The forest”は、床と柱の作品で構成される。
柱は、文化や時間を象徴するものとして立ち上がり、
床はそれを支える歴史と時間の大地として森を形成する。
風土によってつくられた文明、新たに変容しながら生まれ変わる未来を、
この森の中をさまよいながら感じてもらいたい。

展覧会:Art Garden
会場:シンガポールアートミュージアム 8Q
年:2012年
素材:柱/キャンバス、岩料、アクリルケース
   床/フェルト、カーペット、岩料
サイズ:柱/2,800 x 400 x 65 (mm) ×12本
    会場/10,400×6,000(mm)

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