KISEKI /2007
ゴミというキーワードで広州美術学院の学生達とワークショップを行った。
内容は、ゴミという言葉からどういうことを考えていくことができるか?
それぞれが考えるゴミをアルミホイルでトレースしてくる。
はじめはゴミそのものをトレースしてきたが、次第に学生達は様々な視点でゴミを見るようになり、やがては「ゴミとはなにか」という問いを意識するようになった。
最終的に広州美術館で“KISEKIの庭”というインスタレーションを制作し展示した。
“きせき”とは軌跡、奇石、奇蹟、鬼籍、貴石という言葉の意味を含ませたもの。
結果としてこのプロジェクトは、ゴミそのものの物質的なことではなく、ゴミが持っている事柄や背景(見えないもの)を意識し、見つけ出したKISEKIとなった。
展覧会:美麗新世界展
会場:Guandong Museum of Art/広州(中国)
年:2007年
素材:ゴミ